セキュリティを楽しく学ぶ、触れる。セキュリティごった煮ブログ

ネットエージェント
セキュリティごった煮ブログ

 コース:元祖こってり

「元祖こってり」記事はネットエージェント旧ブログ[netagent-blog.jp]に掲載されていた記事であり、現在ネットエージェントに在籍していないライターの記事も含みます。

全国で増殖中?! 情報セキュリティ勉強会のご紹介

八尾崇

 はじめましての方ははじめまして、いつもお世話になっている方はこんにちは! 今回初めてこのBlogで記事を書くことになりました「まっちゃだいふく」と申します。まず自己紹介からするのがこのBlogの定石のようなので自己紹介から。
(編注:そんなことないですよ、自由に書いてください(汗))

■自己紹介
 私は、本名「八尾 崇(やおたかし)」と申しますが、ネット上では「まっちゃだいふく」というハンドル名で活動しています。京都在住でネットエージェント大阪支社に勤務している関西人です(よく東京に住んでいると間違えられますが...)。
 2004年頃より「まっちゃ139」という情報セキュリティに関する勉強会を開催し始め、2008年より弊社でエバンジェリストとしての活動を行っております。主に全国各地で情報セキュリティに関する勉強会のサポートや開催を行っており、現在、情報セキュリティの勉強会は全国各地で14件ほど開催されている中、そのうち11件の勉強会のお手伝いをしています。場所は、北海道、東北、北陸、東京、静岡、京都(大阪)、神戸、香川、愛媛、島根となります。

■よく聞かれること(FAQ)
 勉強会を開催していると、はじめましての方とお会いする機会も多く、様々な質問をされることがあります。特によく聞かれることとして、ハンドル名の由来があります。私のハンドル名「まっちゃだいふく」の由来ですが、そもそも発端は、2004年頃にさかのぼります。私が勉強会を開催してまだ間もない頃に............、ってなんか話が長くなりそうなので3行でまとめてみました。

 1. 勉強会初参加、ハンドル名なし
 2. お菓子を持っていく (だいふく)
 3. 次の勉強会でお菓子を持っていく (まっちゃ) → 合わせて「まっちゃだいふく」

 はい、あまり深い意味はありませんでした。というかお菓子の名前を繋げただけでした(汗)。

 次によく聞かれることとして、TwitterやはてなのIDである「ripjyr」の読み方についてですが、このIDは、実は私もどう読んでよいのか分かりません...。なぜこのようなIDにしたのかというと、そもそも最初にブログを始めようと思いアカウントを登録した際には本名から由来したIDを使っていたのですが............、ってこれも書いてて長くなりそうなので3行でまとめました。

 1. 本名由来IDではてなブログを書いていた
 2. 色々問題があって廃止
 3. 新しいものを面倒なのでパスワードメーカーで作成 → 「ripjyr」が生成された

 はい、今思えば、パスワードメーカーはパスワード生成するツールであって、ID生成するツールじゃなかったです(汗)。

 さらによく聞かれる質問として、勉強会名である「まっちゃ139」や「まっちゃ445」の語尾についている3桁の数字は何? というものがあります。

 1. 私の師匠伊原さんのPort139勉強会、Port445勉強会に由来
 2. 2004年に名前の一部をもらって「まっちゃ139」を開催、
   2008年に東京でも名前の一部をもらって「まっちゃ445」を開催
 3. 139と445はMicrosoftのファイル共有のポート番号に由来?

 こちらはなかなか深い意味があります。詳しい話は「なぜ、まっちゃ445勉強会という名前なのか」に書かれてあります。

■そもそもなぜ私が勉強会をやっているのか?
 私はもともと某IT系企業にてシステムやネットワーク等の管理をやっていたのですが、2004年当時、それらに関連するセキュリティ対策についての情報がどこを探しても見つけられないことに疑問を感じていました。また折しも、2004年当時は個人情報保護法が施行される1年前ということで、会社として何をしたらよいのか? 何をしなくてよいのか? 何から始めたらよいのか? それらが全く分からない状況でした。
 ちょうどそんな時に「Port445勉強会」が京都で行われ、個人情報保護法に関する話題を聞けるという話を耳にしました。それまでコミュニティ活動などをしたことはなく、メーリングリストなどに投稿したこともなく、ましてや勉強会に参加したこともありませんでしたが、個人的に興味のある話題でしたので、意を決して参加を決めました(もちろん事前に参考文献を読んで事前学習していきました)。そこで自分を含め、参加者が全員で勉強する姿勢を感じたり、個人情報保護法への理解を深めることができたり、会社へもフィードバックできたりと、勉強会の楽しさ、有意義さを実感し、以後それにどっぷりハマっていくことになります。

■まっちゃ139勉強会の主催と継続
 そんな勉強会にどっぷりハマってしまった私は、その後すぐに勢いで勉強会を旗揚げしてしまいました。第1回勉強会には、35名入る会議室いっぱいになるほどの人たちが参加してくださり、また東京からも多くの有名な方々が参加してくれました。その後、1年に4回程度、無理せずに勉強会を重ねていき、現在に至ります。

■全国でお手伝いしている勉強会
 さて、私は全国で情報セキュリティ勉強会の開催のお手伝いをしていますが、初めは関西(まっちゃ139)だけ主催していました。4年ほど細々と勉強会を開催していたのですが、2008年に弊社社長杉浦より東京でも情報セキュリティの勉強会を開催してほしいというオファーがあり、当時かなり悩んだのですが、私も東京で情報セキュリティの勉強会をやりたいと言う思いで、ついには転職を決意しました。
 2008年に転職後、東京で勉強会を開催し、その後全国各地の知り合いに声をかけ始めたところ、様々な地域で勉強会を開催したいと言う声が上がり始めました。各地の勉強会の立ち上げから運営まで色々お手伝いをした結果、現在では、合計11件の勉強会の開催をお手伝いしているという状況になりました。
 a私自身、できる限りお手伝いしている勉強会には参加するようにしているのですが、11件の勉強会が平均して年に4回ほど勉強会を開催するとして、11×4=44回/年となり、現在においては1年に44回の勉強会に参加する計算になります(実際、昨年に参加した勉強会数は40を超えています)。1年に44回とすると約8日に1回の割合でお手伝い(or開催)している勉強会に参加している計算になります。

■勉強会主催時のモットー
 私が勉強会を主宰する上でのモットーとして「参加する人が楽しんでくれる勉強会」を意識して開催しています。これは、勉強会参加者が楽しんでくれることで、その参加者がその面白さを会社の知り合いや友人に伝え、さらにその楽しさを共有できる人が増えていけばいいと感じているからです。
 私の経験上、組織の1~2%の人が勉強会に参加するように思えます(100名の組織で1名か2名が勉強会に参加)。このパーセンテージを少しでも増やせたらと思い、色々な方法で参加者に楽しんでもらえる勉強会を企画しています。例えば次のようなものです。

 1. 開催場所の参加者が興味を持つテーマ選び(集客)
 2. 勉強会で自己紹介(声出し)
 3. グループディスカッション(全員参加型)
 4. お菓子タイム(参加者同士の交流)
 5. 参加者全員との会話をするように心がけ(壁の花は作らない)

 全国各地で勉強会を開催していると「情報セキュリティへの意識が片隅にはあるが、付加機能としか上司が思ってくれない」という声をよく聞きます。情報セキュリティ勉強会に参加してもらうことで、このような意識が0から1に増えてくれることを期待していています。
 そのためにも、当社としても私としても「参加した人が喜んでくれる」→「会社の知り合いや友人を連れて来てくれる」という参加者の輪を広げる活動を続けて行きたいと思っています。

 もし勉強会に興味を持たれた方は「日本の情報セキュリティ勉強会ポータル」「IT勉強会カレンダー」を参考に参加してみてください。初参加の方でも学生さんでも気負う必要はまったくありません。
 どこかの勉強会でお会いできることを楽しみにしています。

メルマガ読者募集 採用情報 2020年卒向けインターンシップ

月別